毎度お馴染み、猫柳建設。零細土建業の会社に、不況の昨今では中々お目にかからない大口の仕事が舞い込んできた。山間部を切り崩して造成されるバイパス道路。久し振りの大型工事を下請けながら受注して、うだるような暑さにふてり気味のタカさん以下面々も、士気が上がるというもの。…ところが、現場監督（三池）が新婚旅行で不在。結局、人不足の猫建は3人（タカ・お嬢・アキラ）が役割分担して工事を進捗することになったのだが、何より最も必要なアゴでこき使える奴隷…もとい、雑用係がいない。「あのー、バイトさせてくださーい。」と、そこに、一人の少年が現れた。求めていた人材（？）の登場で、態勢の整った猫柳建設。かくして、工事が始まることになった。…そんな中、タカさんと何やら因縁のある人物が現れる。アキラよりも更に小柄な身体で、どう見ても現場に紛れ込んだ女学生にしか見えないそんな女性・犬神頼子は、ここの現場管理者だと言うのだ。「こんな所で会うなんて奇遇ね、高原。」みんなが「？」の中、タカさんだけが苦り切った表情をしている。苦り切ったというか、あからさまに嫌そうと言うか、迷惑そうと言うか…。さて、この顛末、どうなることやら…。